5月13日にフェリシモ猫部の「道ばた猫日記」に
ポタを取り上げていただいてからすぐのことでした。
いつもはカフェのテラスでお客さま待ちをしていて、
お客さまが来ると必ずスィーツやランチのお裾分けをおねだりしていたポタが、
なぜか姿を見せなくなりました。
しばらく前から体調が悪いらしく、
それでなくても「猫のくせに猫ギライ」のポタが、
ますます頑固じいさんぶりを発揮して、
寄ってくるネコたちをいつになく威嚇していたのが気になっていました。
もう2ヵ月が過ぎてしまって、いまだに姿を見せません。
お客さまからポタちゃんはどうしたのですか、というお問い合わせもいただきました。
せつさんからは、きっと、チロやジジのところに一人で旅立っていったのだから、
今頃はみんなで元気に走り回っているから大丈夫と言われました。
猫仲間の中でも群を抜いて個性的で、
カフェスタッフの手を焼かせたポタですが、
いなくなってしまうと、本当に悲しいですね。
今頃はきっとどこかで、誰かの食べ物にそっと手を伸ばしているのだろうな。
20年近く一緒に暮らしたので、心にぽっかりと大きな穴が開いてしまったようで、
なかなかこの空虚感を埋めることができません。
でも、おそらく今でもドリプレガーデンのどこかで、
僕たちや仲間だった猫たちを、あの横目で見ていると思います。
ポタ、長い間、ありがとう。お疲れ様でした。
2014.7.11 夫